せっかくのドライブデートが…!

38歳の会社員が2年前に体験した出来事です。
飲み会で意気投合した男性と初めてドライブデートすることになりました。久しぶりのデートだったので服装、メイクなどすごく気を使って完璧に仕上げたつもりでした。何しろかなり理想に近いタイプの相手で、ものすごく気合が入っていました。

車は小さめのスポーツカーで、普段家では大きめのワゴンに乗っている私にはちょっと窮屈な空間でしたが仕方ありません。
ついでに言うと身長も私より低いですが仕方ありません。スポーツカーって車高が低くて乗り降りしにくいですね。でも相手の男性は車が趣味なのでそんなことは言えません。

そんなこんなで若干気を遣うデートでしたが、紅葉の季節で、私たちは少し長い距離を歩きました。慣れないヒールで足が疲れました。
こんなことならぺたんこの靴を履いてこればよかったと思いましたが、がんばった甲斐あってそれなりに会話も弾み、いい感じでした。おしゃれしてきてよかった。

その後、夜ご飯を食べに行こうってことで車でお店に向かっていたのですが、足が少し疲れてしまい車内で少し靴を脱ぎかけ、そこで嫌な予感がしました。…そうです、服やメイクは完璧に仕上げたつもりでも、足のデオドラントのことはすっかり忘れていました。
暑い季節じゃないし、もう汗をかくこともないかなと思っていたのですが、慣れないデートで緊張したし気を遣って変な汗をかいたのかもしれません。

案の定脱ぎかけた靴から、なんとな~く香ばしいニオイが漂ってきました…急いで靴を履きなおしましたが、それからは気が気ではありません。何しろ夜ご飯はお座敷のお店に予約してしまったからです!
お座敷ってことは靴を脱ぐ。さっき少し脱ぎかけただけであんなに匂ってきたってことは、絶対にこのニオイがバレます。アウトです。どうしよう…今日の努力が水の泡です…せっかく理想のタイプに出会えたのに…

それからは、自分の足のニオイが気になって気になって、相手の男性との会話も上の空。私の反応が雑だったせいか、「なんか体調悪そうだからもう帰ろっか?」…はい、そうします。
もっと一緒にいたかったけどこのニオイを嗅がれるくらいなら。その日は家まで送ってもらいましたが、なぜか連絡が途切れてしまい、自然消滅してしまいました。
でも今思い返すと帰り際の相手の笑顔がどことなくぎこちなかったような気がするのです。小さい車だったこともあり、本当は車内で既に、足のニオイに気づかれていたかもしれません…